「おばけと都会と住居」
《版画/シルクスクリーン/ケント紙、油性インク》

■駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2022」出品作品のコンセプト■

 都会では気が遠くなるほどの高い建物がたくさん並び、たくさんの人が暮らしている。
人は同じ場所に集められ、違うものを見ている。
この作品は私が初めて行った場所で見た風景だ。

■駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2022」への想い■

 私は言葉を扱うことが苦手だ。言葉では、考えていることにぴったり合うものになかなか出会えないという感覚が昔からずっとある。
私にとって絵を描くことは言葉で扱えないものを扱うための手段である。意思の伝達や感情の共有を行う際に、言葉では見つけられない、たどり着けない何かを、空や川や星など身近なモチーフを通して探し出し、表現することを試みている。

■Profile■

1999 大阪府生まれ
現在 京都市立芸術大学美術学部美術科版画専攻4年在籍

【グループ展】

2020 西京高校卒業生展ENTER(アートギャラリー北野/京都)

シーラカンスと山と窓/2021